Q.今、バッテリーを新品に交換しましたがスターターが回りません。
Q. 今、バッテリーを新品に交換しましたがスターターが回りません。(オーディオやナビゲーションなどは作動します。)交換前まではスターターは回っており車は正常の状態でした。
A1. バッテリーの端子と車両側接続端子の接触不良が考えられます。交換前、端子付近に白っぽい粉状のものが付着していた場合、交換の際バッテリー端子と車両側接続端子の間に粉が挟まり端子接地面が減少し、スターターを回すだけの大電流が送れなくなります。
交換の際は必ずワイヤーブラシで車両側接続端子の内側と外側を磨いてグリースを塗布し接続してください。
A2. バッテリー取り付け後、車両側接続端子をつかみ緩みがでないか強く押してみてください。緩むようであれば車両側接続端子を交換してください。
Q.一ヶ月ほど前にバッテリーを新品に交換しましたが、スターターが回りません。
Q. 一ヶ月ほど前にバッテリーを新品に交換しましたが、スターターが回りません。(JAFでジャンピングしてもらいエンジンはかかりました。)
A. 一ヶ月前に新品に交換した理由は何でしょうか?
定期的な交換でない場合、(スターターが回らない、信号待ちでエンストした、スターターの回りが遅いなど)その原因をつきとめましたか?
例えばオルターネータ(自動車に付いている充電器)の不具合や漏電などが考えられます。
JAFのロードサービス救援依頼の3割から4割は「過放電バッテリー」(車両側の原因もしくは乗る回数や走行距離が少ない為)で依頼内容の1位です。それに対しバッテリー自体の故障は3%から6%以下で5位以下です。 参考 JAFホームページhttp://www.jaf.or.jp/rservice/data/2010/season.htm
ちなみに、バッテリーの交換の目安は2年から3年です。これはどのメーカーの商品も同じです。(一部例外あり)
Q.半年ほど前にバッテリーを新品に交換しましたが、スターターが回りません。
Q. 半年ほど前にバッテリーを新品に交換しましたが、スターターが回りません。(JAFでジャンピングしてもらいエンジンはかかりました。)自動車修理工場で点検してもらいましたが、オルターネータは発電しており漏電も無いということでした。
A. 漏電は無くとも自動車にはバックアップ電流が流れております。通常0.01アンペアから0.05アンペアぐらいです。だいたい1日で約1Ah(アンペアアワー)弱放電してしまいます。もし2週間乗らなかったとすると、約14Ahぐらい放電します。もし50Ah前後容量のバッテリーを搭載していたとすると4分の1以上が放電してしまった事になります。
この放電量分(失われた分)の全てをオルターネータにより一度の走行充電で取り戻せればよいのですが、仮にバッテリー容量の約95%しか充電できなかったとし、このような乗り方を繰り返せば数ヵ月後バッテリーはあがり(過放電状態)、スターターが回らないまでに放電してしまいます。
つまり車に異常が無くとも [半年間の総放電量 > 半年間の総充電量] であればバッテリーはあがってしまいます。参考 JAFホームページhttp://www.jaf.or.jp/rservice/data/battery/index.htm
Q.あまり車に乗らないため駐車場にてバッテリーあがり(過放電状態)を起こしてしまいました。
Q. あまり車に乗らないため駐車場にてバッテリーあがり(過放電状態)を起こしてしまいました。ガソリンスタンド(もしくは自動車修理工場)で3日間充電をしてもらっておりましたが、復活しないためバッテリーが不良であると言われました。購入後使用してまだ1年ほどしか経っておりません。
A. 3日間とは72時間でしょうか?それとも朝方から夕方までを1日として(約8時間前後)3日間でしょうか?同じ3日間という表現でも3倍違います。また、3A(アンペア)で24時間充電するのと、6A(アンペア)で24時間充電するのとでは、2倍違います。
例えば、100Ah(アンペアアワー)の容量のバッテリーを3A(アンペア)で日中のみ(9時間)で3日間充電したとします。結果27Ah(解りやすく単純計算です。)しか充電出来ておりません。これではバッテリー容量の3分の1以下です。
充電する際は、何Aで何時間充電するかをバッテリーの容量を加味したうえで決め、正しく充電しなくてはなりません。とくに全自動充電器の場合では、完全放電したバッテリーまったく受け付けず(内部抵抗の為)充電出来ないことが良くあります。
この場合、定電流(充電電流を任意で定める事が出来る)でかつ可変電圧(定められた電流を流すために抵抗に打ち勝つ電圧(V)を自動で上げる)の充電器、もしくは、パワーのあるパルス充電器などで充電しなければなりません。
ちなみに、全自動充電器の多くは(例外あり)、バッテリー容量の100%を充電することができません。これはバッテリー電圧が一定以上にまで達すると充電を止めてしまうからです。